動きで創造性を引き出す「Imagine Card」が、日本創造学会第46回研究大会 発表賞 (ポスター発表部門)を受賞
2025/1/7
アイデアプラント(宮城県仙台市)代表・石井力重が、第46回日本創造学会研究大会(2024年11月開催)にて、ポスター発表部門で発表賞を受賞しました。受賞対象となったのは、創造性を高めるツール「Imagine Card」(イマジン・カード)に関する研究発表です。このツールは、想像力を刺激する「変な動き」の指示を通じて、個人やチームの発想を柔軟にし、新しいアイデアを生み出す手助けをするもので、教育や組織での応用が期待されています。
1.開発背景:「自由な動き」で創造性を高める先行研究に基づく開発
Imagine Cardは、「自由な動き」が創造性を高めるという先行研究(2022年、ドイツ)に基づいて開発されました。特に日本人は「完全に自由な動き」に対して消極的になる傾向があり、それを補う形で、抽象的な指示を組み込んだカードを設計しました。このカードは、動作を具体的に示すのではなく、利用者が想像力を働かせる仕組みとなっています。
2.特徴:抽象的な指示で創造性を促進する『Imagine Card』
Imagine Cardは、「暗闇の中、手探りで果実を収穫する」「頭のコリをつかんで、捨てる」といった抽象的な指示を通じて、発想を活性化するカードセットです。
- 個人利用:アイデア出しや発想に詰まったときのリフレッシュに役立ちます
- チーム活用:ブレインストーミングやチームビルディングの準備段階で効果を発揮します
- 教育現場や企業研修:想像力を高め、主体的な学びや創造的な対話を促進します
3. 効果と評価:70%以上の社会人が「より効果的」と回答
社会人20名・学生165名を対象としたアンケート調査では、他の一般的なアイスブレイク方法と比較し、社会人の70%以上、学生の50%以上が「Imagine Cardがより効果的」と回答しました。
具体的な利用者の声:
- 「新しいアイデアが湧きやすくなった」
- 「場の空気が和み、議論が活発化した」
- 「ストレスが軽減され、リラックスできた」
これらの結果から、個人の発想力向上だけでなく、チームの結束力や創造的な雰囲気の醸成にも効果があると評価されています。
4.受賞意義:伝統ある日本創造学会での評価
日本創造学会は、創造性研究における長い歴史のある学術団体であり、本大会での発表賞は優れた研究に授与されます。石井は「この受賞は、発表の場で意見を交わしながら、想像力を動かす楽しさを共有できた結果です」とコメントしています。
5.今後の展望:2025年内の商品化を目指す
Imagine Cardは、多くの利用者から「商品化してほしい」との要望を受け、2025年内の商品化を目指して準備が進められています。また、教育現場や企業研修への活用を促進するため、ワークショップやセミナーの開催も予定しています。最新情報は公式サイトやSNSを通じて発信していきます。
公式情報はこちら: Imagine Cardに関する詳細記事
※ 本プレスリリース記載の情報は、令和7年1月7日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください